写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【建築】関西の建築家とつくる家 @堂島アバンザ

【建築】関西の建築家とつくる家 @堂島アバンザ

 

H29.10/11(水)

 

陽が落ちるのが早くなりましたね。幽鬼のような青白い顔で北新地をうろついていました。いいマンガといい写真集がありませんかね。堂島アバンザに立ち読みに寄りました。

 

アバンザは改装中。写真集の棚では相変わらずアラーキー森山大道が光っています。ビジネス書では相変わらずホリエモンが強いです。仕事がミスなく素早く出来る本とか、アイデアを出すための本などが無数にあります。RPGで店で魔法の書を買うのと似ています。買っただけでは効果が無く、使い込んで熟練度を上げたり魔力を高めたりしないとだめです。そう、現代の世界はゲームだったのです。わあい。

 

1階でなんか展示してる。

「関西の建築家とつくる家」展示ですって。 

 

 

 こないだのアレと趣が似ていますね。

 

 

mareosiev.hatenablog.com

アレ。

 

 

この時も、住宅を建築家と共に作りませんかという提案でした。

 

 私は作業デスクと十分な作業スペース(デスクトップ、プリンター2台、写真集等各種資料を収納可)があり、十分な量の電源があれば文句言わない性です。どんなところにでも営巣して自分の環境に変えてしまうタイプですね。建築家の思想をめためたにしてしまう予感。

 

 

竹原義二「鶴の里の家」

 

 あるかなーと思ったら案の定ありました、竹原義二氏。

写真仲間が竹原先生の下で学んだ経歴があるため、自然と会話に上ることが多くてですね。今や無意識で注目するようになってしまった。

 

 「鶴の里の家」、大津市内の高台の住宅。

どんなんでしょうか。

 

 

なんだこれは。

 

 

家・・・( ´ -`)

 

 

木造建築なのに傾斜の入り方、タテヨコの組み方がサイバーでスピード感あり、緊張感が高い。というか、壁が無い。妙な緊張感はそのせいか。空間の役割分担が一般家屋のように縦割り行政になってないから、常に各フロアや各建材が有機的に関連しあっていて、その運動を目の当たりにしている感じ。脳が忙しいー。帰宅後でも財務諸表とか寝ずに読めそうな勢いですね。

 

あくまで写真だから実際に坐してみるとまた全然違うと思いますが、異様なテンションを得られそうなおうちです。私みたいに作業ばっかしてる人間には向いているのかも。ああそういうコンセプトの発注なら建築家に依頼するのが良いよね。24時間インプットとアウトプットさせて呉れと。カフェイン系住宅ですね。覚醒系プログラム。

 

 

 

( ´ -`) 敷地広くね? 明らかに間取りが一般家屋の倍以上あるんですが。迷路ですやん。収容キャパ2.5szsぐらいある。まねできません。これはうらやましい。

(※szs=サザエさんの略。1szs=磯野家+フグ田家)

 

 

 

他にも気になるのがあってですね、

  

岸本貴信「プラットフォーム」 

/(^o^)\ あ???

 

家なのか駅舎なのか全く分からないが、とにかくこの展示コーナーにあるということは住宅なんでしょう。ほんまか、

 

 

高砂市に実際にある住居とのこと。

先代が地域住民の憩いの場として廃止になった列車を運び込んだが、それを活かして、列車の真横に家を建てたという。クライアントが別に鉄道ファンなどでやっているわけではないところが興味深い。

 

 

 

奥和田健「仁川の住宅」

 

 

( ゚q ゚ ) 変身直前の繭みたいな家。

 

 

怪人がマントで防御してる姿にも似ている。

 

これが西宮市の仁川にあるのか。

 

 

 

/(^o^)\ ??? 

 

内部どうなってんの。

あのマント状の外壁は「2重の外皮」として、屋外の町並みと屋内の居住空間を切り分けているとか。

 

外観のイメージに反して中身は普通?

かと思ったら普通ではなかった。

この内部については建築家の公式HPで紹介されているので、ぜひご覧ください。

 

okuwada.com

 

 

 

最後にこれも。

 

鈴木道子「京町堀の家」

 

 少々斜めからのアオリで撮られることで、駆逐艦のような迫力があります。写真の描写の印象かな。ブルーのメタリックな色調といい。

 

「雑然としたまちなかの環境に建つ住まいとして、周辺を完全に遮断せずに、周辺との緩やかな視覚的隔離を意図した。」

「周辺に対して閉じずに接点を保ちながら“住まう家”として、強固な外皮を持ちながら、内に柔らかなものを包み込む(守る)イメージである。」

 

「住む」場所というのは建築の中でもまた独特の思想のポジションがあるらしい。確かに、「外」である街と「内」とが適切に遮断されていないと眠れないし、神経症になりそうですね。完全に遮断するとそれはそれで面白そうですが今の時代には合いそうもありません。

 

 

 

 

たくさんあるんで、皆さん本を見繕うついでにどうぞ。

 

 

 梅田を中心に作品制作のための撮影を日々繰り返しているのですが、北新地は別格で、店の関係者が路上にうじゃうじゃおり、路上というより人様の職場のような世界であるため、なかなか平常心では撮影ができません。それで本屋を回るなどしてテンションをおかしくさせるという狙いがあります。

 

未来の犬が縄張りのおしっこしてるみたいな光景。 

 

 

枯れない花が咲いていました。

ちょっといいですね◎

 

 

完 (´-`)