写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【diary】H28.12/21(水)~12/27(火) ギャラリーマロニエ、忘年会@写真表現大学 など

 【diary】12/21(水)~12/27(火) ギャラリーマロニエ、忘年会@写真表現大学 など

  

おい。年が明けちゃうぞ。

( ゚q ゚ ) 明けないで明けないでと懇願するも結局明けるのが年。

   

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やだあ。明けるのか。やだあ。一年。本当に早すぎた。やだあ。もう忘年会が終わるとは。やだあ。どういうことか。時間の流れに認識がついていかない。mege-chau。やだあ。めげないで。fight. 

 

○12/21(水)instagram珍奇絵

 instagramで奇怪な絵を上げるが、快調である。

写真の倍以上見てもらえている。

よく「病んでる」「やばい」「大丈夫ですか」「いいね!しづらくて困る」とお声の寄せられる作風なのだが(実際かなりよく言われる)、実際には当人の内面は理路整然としていて、「△時□分の列車に乗るためには△時◎分に家を出る必要があり、そのためにあと◆分以内にラフを描いて着色すべきで、そのためにはポージングは○○にして、色数を■つに絞ろう」等をめまぐるしく計算している。

 

むしろ内面の問題ではなく、基本的なデッサン力がごっそり抜け落ちている(まともな美術の訓練をしたことがなく、マンガ絵の記号的お約束も理解していない)ために、「画」としての構築力が足りず、不安定さがモロに表出しているのである。そこに筆ペンという、これまた揺らぎの大きな線を用いるので、あたかも精神的にあれな感じのテイストが生まれる。建築工法を知らずにポリウレタンで家屋を勝手に建てているに等しい。

写真の取り組みをもっぱらにしているのに、落書きの方がはるかに評価されるという本末転倒さをしばし楽しむことにします。いいのか。

 

仕事は仕事化しておらず宙に浮いている、他組織のいけてるHPをあさる。どこのよそ様もパターンは同じ。伝えるべきコンテンツは同じですから。つまり広報力では決まらないタイプの客商売である。急性期病院はライフラインセーフティネットとしての役割が色濃い。

 

梅田はずっと撮っている。しつこさが何かを生むような気がする。変異のメカニズムはタクシーの料金体系と似ている。あと残り時間は少ないが、もう一段、変身をかましたいと思っている。なかなかたいへん。

 

 

○12/22(木)予算ヒアリング & 見返りトミー君、第七藝術劇場「ハート・オブ・ドック」

糸魚川の街が燃えている。

各科の予算ヒアリングに向けて地味に騒然となっている中、私は地味に担当でもないのでゲリラ。HP改修案をねちねち作る。スタッフ紹介欄がいくつもあって、担当者のメンテが漏れるぐらい個々のページに及んでいるのは、明らかに癌だ。これ削ろうよ。

 

予防注射してもインフルになる人はなります。なってました。興味ないですからと言いながらも道を歩いていたらいつの間にかアイドルになってたような話ですね。いいなあ。よくない。

 

総務のPCが狂ったように遅かったのは、ウイルス対策ソフトが重すぎて阻害していたのではなく、接続されたHUBが糞安&糞劣化しているためだと判明。この3~4年間気付かなかった。PC本体に直接USBを挿すと一瞬で読み込めた。なんだと。ボトルネックを見極めよという鉄則。

 

夕方、ヒアリング開始。事前調整が抜けていて、看護部長に出席要請をしたら「きいてませんけど!」と、ボディスラムでも極められそうなぐらい目玉をひん剥かれた。わあい。ころされる。

そんなに広くない会議室に偉い人が鮨詰めになってヒア。この部屋にバルサン炊いたら組織の中枢がまひしますね。平和だ。人材育成のいびつさに言及がある。なるほど。情熱は人を盲目にする。

 

夜は学校の仲魔:みっこさんと十三合流してムトーさんお勧めの映画を観る。レイトショーだよ。 

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十三の誇る小便系アイドル「見返りトミー君」はクリスマスを祝おうとしている。小便のことしか考えてないのかなと思っていたが、仕事の出来る奴だった。すまん。

 

十三の名物「ねぎ焼きやまもと」へ赴く。いつもナナゲイの向かいで賑わっている店であった。喜びます。

 

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クセのない、非常にニュートラルな味だった。浪速の粉ものというと、味がしっかりしていて脳に炭水化物快楽がカーンと響くものだが、こちらはライトで逆に驚き。おかげでスペシャルを頼んだが、脳の満腹中枢に刺激があまり蓄積しないせいか、あっという間にぺろりする。意外なまでに味の重みがない。心斎橋~難波で食べる粉モンとは別物だ。

 

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昭和40年頃からずっと店を構えていて、今や大阪市内に5店舗を展開する老舗となっている。ねぎキャラに人情を感じる。

 

さて肝心の第七藝術劇場、映画「ハート・オブ・ドック」は、残念なことに強烈な睡眠導入剤となってしまった。体質が合わなくて、途中から眠りに襲われて撃沈。内容は、犬の話ではない。人生の終盤で、身近にいる存在と徐々にお別れを言わなくてはいけない状況について、賢い才女の無限の独り言。音楽と映像と独り言。そう独り言がとめどなく続く。始まりも終りもない、ただただ編まれていくだけの布のような、詩のような言葉の糸と糸と。

さらっとウィトゲンシュタインキルケゴールを引用してくるのは手練れ感が満ちていた。現代社会のアンコントロールな資本、テクノロジーの不気味な伸張を織り交ぜつつ、夫、愛犬、周囲の存在への想いが言葉に乗せられる。しかし残念なことに当の私が発展途上国状態、今は修行中のDBZ登場人物みたいな「強い奴と戦って負けたりして成長してヒャッハー」であり、ムトーさんとの人生のステージの違い(=ワイ初段者www ロマリア到着直後たのしいですwww)がまざまざと浮き彫りになり、逆にムトーさんすごいとただただ驚愕したのであった。

 

 

○ 12/23(金)ギャラリー・マロニエ視察 & 何必館田原桂一 光の表象』

 

なんとなく不吉な予感がしていたので、仲魔と展示会場となるギャラリー「マロニエ」さんへ視察に行く。うわあ雨降ってきたんやけど。しかも展示は12時から。仲良く京都現代美術館何必館(かひつかん)へ行き、渋い写真展を観る。雨やああ。雨ぇえ。

 

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田原桂一光画展」と銘打たれている。写真のことを「光画」と呼び表わすなんて、ゆうきまさみの「究極超人あ~る」ぐらいだ。渋い。

 

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田原桂一とどういうご縁なのか分からないが、とにかく例の夫妻が蘭を贈っている。のりかさん幸せそうでいいですね。

 

田原氏は1951年の生まれで、高校卒業後、渡仏して劇団の照明と映像を担う中で写真に目覚め、独学でパリの町並みや、下宿先の窓を撮影。国際的な評価を得る。

 

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何必館と言えば円形にくり抜かれた天井。雨がやみ始め、光がさす。

 

光。

田原氏のテーマは、「光」そのものを見て掴み取るような、光に対してフィジカルな迫り方をするモノクローム作品が特徴的。初期作品が撮られたのは70年代だが、まだ貧しく、市場で野菜の切れ端を恵んでもらっていたという逼迫した暮らしをしていたという。しかしそんな鬱屈を全く感じさせない、日本人離れしたセンスを魅せる。日本で困窮の淵にいたら、プロヴォーク的なザラザラ、ぐしゃぐしゃとした新宿都市景モノクロに寄っていたと思う。若くして渡仏したことがよい文脈を生んでいる。

奈良原一高に似てるかも?と思って訪れてみたが、彼のように時空を巡るSFのような世界ではなく、「光」の彫刻作品を作っているような印象がある。

 

 面白かった。

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おひるはタコライスを飲むように食べました。タコ入ってないの何でタコライスって言うんですかね。ああタコスか。知ってた。うそです。

 

 

 「マロニエ」に行きましょう。

 

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5階メインギャラリーは、スペースをたっぷりと取ったフロアが特徴的で、彫刻作品を床に配置しても耐えられるような空間設計になっている。ゆえに、スペースを変に切り詰めたような展示をすると空間に作品がはじかれるか、空間が台無しになるという怖さがある。また、壁面がコンクリート打ちっぱなしで、ピンが挿せないため自由な掲示ができない。

 

これどうしたらいいの。見れば見るほど詰んだので、メンバーは静かに座り込んで無言でスマホいじっていました。ほんとこれどうしたらいいの。わあい。 

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「どうもしなくていい」「転がれ、身をゆだねよ」、それは言いました。そうかわかった、ありがとうございます。物体に勇気をもらった。私達はレトロ喫茶展「フランソア」に行き、太ったとか太ってないとか言い合いながら茶をしばいた。ニューヨークチーズケーキは脳に刺さる美味しさで、麻薬的な背徳感があった。

 

 

○12/24(土) 宴る。

 

 梅田を彷徨う。その割に早く終わる。

 デザインがすべてに優先するときがある。身に付けるもの、身を表わすものについてはシンプルに「デザイン」というものが際立って問題となる。

ハイグレードなブランドでなくても、実力派は探せばある。問題は探すのが大変だということです。そらそうや。世界がWeb未明の頃、人間社会において最も価値があったのは、情報通か否かということであった。 

 

夜、話を聴く。

例えばピアノやバイオリンなど、音楽においては、なぜ幼少期、物心つく前から厳しい訓練を繰り返すのか? 楽しくもなんともないのではないか? 虐待のように、教える側がそのような教育しか受けていなかったがゆえの連鎖では? 極めて穿った問いをする。

 

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そう訊くと、「物心つくうちから始め、自分の限界を超えることをさせないと、限界の壁を削ることができない」のだそうだ。「壁を少しずつ削っていくことで、どこかの時点で壁を崩すことに成功し、そこからようやく次のステージに足を踏み込める」のだという。それは当人の好きにさせていても超えられないらしい。そうでしたか。壁という言葉に納得した。

 

 

○12/25(日)写真表現大学・忘年会

 

作品合評に向けて長大な時間をA4テストプリント調節のために費やしてきた。

使用プリンタ「PIXUS MP980」は2008年9月頃に登場した、3万円前後の6色プリンタである。Windowsフォトビューアから2L出力する程度なら大いに頑張ってくれるが、それ以上の仕事は望めない。特にphotoshopからのプリントではカラープロファイルがうまく当たっていないのか、実に違う結果となる。むりだろこれ。

黒が黒くないという哲学的な問いが始終発生する。黒が。黒くない。これ何色だ。朝の4時、黒は黒くなかった。

 

結論としては「自宅プリンタは使わず、プロラボで調整してフィニッシュにこぎつける」という方針が示された。テストすら信用できない状況。マゾ的に厳しい。ちょっと本当に困った。プリンター プリンター 君の名前はプリンター。君の仕事はノンプリンター。ヘイ。

皆の作品がフィジカルに展開している。連続性を出すことで非常に動きと多次元性が出る。ブツを並べて手作りで時空をキュビスムる対策がなされてゆく。画像データの中で同じことをやるのは少々大変だ。その点は私にとって独自性を出す強みになると思われる。なんせ私は手仕事が苦手で、粗がひどいから、直接指先を介さない手法でないと。

今年の締め括りは「愛」がテーマ。自分のテーマに愛を持ちましょう。

みんなうまくなったなあ。

 

忘年会。

座席がクジ。日頃喋ったことのない方と喋る。やばい面白い。こう、やはり、何かを作ろうとしている人の本性は、やばいなあ煮えてる。そして私と同じだ。理不尽なまでの嫌悪感や苛立ちに満ちている。いいぞいいぞ。わはは。得体の知れぬ反感や怒りが生きるエネルギーだ。煮えたぎる闇鍋。ぎゃはははは。生きる希望がわく。

楽しい。総じて楽しい。

津田直とか石川直樹について話を聴く。ぎゃはは。

終盤は皆、酔っていて、感情が1.5倍~2倍ぐらい増幅されている。リミッター外れ気味なのだが、みんな歳が歳なので、「ぶっちゃけお前の作品は嫌いだ」とか「ていうか鑑賞者の好意に甘えてるよね」「内面を隠して手先で綺麗にまとめようとしてるのが透けて見える」的な、めんどくさい議論には絶対にならない。この無言の平和協定は凄いと思う。大人だなあ。私めんどくさいの嫌い。

 

テレビではフィギュアで回ったり転んだり回ったりしていた。

 

○12/26(月)眠い。カフェイン×アルギニンを信じられるか?

 

死ぬほど眠い。死んだんじゃないか。おれねむい。眠いのはおれ。昨夜の反動かな。電車はゆりかごで私は乳幼児みたいなもので、全体的に眠っている。どうしたらいいんだろうか。

常盤薬品が「カフェインはアルギニンと併用すると効果が増強される」という研究結果を発表しているが、肝心のグラフには単位が書いていないなどわけがわからない。

カフェインとアルギニンを併用してみるが、確か効いている。覚醒が深くなった。ただしカフェイン自体が引き起こす強烈な昏倒のような眠気は、防ぐことができない。

小雨が降る。予算ヒアリング続編。眠る。盛大に眠る。

経営幹部より幹部に相応しい人物もいる。経営幹部なのに担当者レベルの目線しかなくて「もっと業務を減らすべきだ」「目標を下げないと自分たちの首を絞める」と、トチ狂ったようなことを言う。この社会は成熟化を完了して、既に疲弊と老化のステージに入っていることがわかる。だが何かを変えなくてはいけないと強い想いに駆られている人もまだいる。

 

SMAPが終わる。キムタクはゲノム情報を売って生計を立ててよいと思う。あなたのお子さんや配偶者を、かつて一世風靡した美男子に改良してみませんか・・・?

 

 

○12/27(火)堀内カラー&プリンタ考察

 午後から帰る。

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アクアに寄る。まあまあいいんじゃないのかな。けど中毒成分が足りない。

脳を侵してほしいですね。ひたひたに、痺れるように。いや、麺の話です。

 

堀内さんとこに寄る。定時上がりでも平日に寄るのは実際厳しい。自宅でのカラーマネジメント、プリントテスト環境を少しでも改善できないか。

 

強力なあれをあれする。知っているの。私知っています。この分野は装置産業の側面があるということ。知っています。個人のセンスや技量もさることながら、加工や出力においては装置が全てを握っている。装置。装置。装置。ああ私達函数になっちゃう。ああ。はこだわ。ああ。

帰宅するとハイになってきて、「やだあ空間がたりない」、唐突に断片的な大掃除をやり始める。埃を吸ったり捕食する家屋・家具が発達しないかなあ。していない。ダイソン、ルンバの発想の方向で行ってるよね。建材とか敷物が埃を 強力な静電気を放つコンバットみたいなのを部屋の隅に置いといたら留守中に埃を吸着しといてくれるとか、そういうの。ふふふ。