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写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【ART】ルーブル美術館特別展『LOUVRE No.9 ~漫画、9番目の芸術~』 @グランフロント大阪

ART(大阪)

【ART】ルーブル美術館特別展『LOUVRE No.9』 @グランフロント大阪

H28.12/10(土)

荒木飛呂彦とか五十嵐大介の誘惑に負けた。

 

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「2時間あれば観れるかな」と思ってはいけない。

/(^o^)\ 足りない。

 

いいですか2時間では足りません。

セリフの翻訳を読むのにかなりの時間がかかるのだった。

この展示はルーブル美術館の世界観をテーマに、日本とフランス語圏の漫画家、計16名の作品が展示される。ルーブル美術館側が各作家へ本企画のためにオファーしたというものである。

うち日本人作家は7名。

荒木飛呂彦谷口ジロー寺田克也五十嵐大介坂本眞一ヤマザキマリ松本大洋

いずれも超大物すぎて、誰が行っても楽しめる。

実際たのしい。

 

H28.12/1~H29.1/29まで、

グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル・イベントラにて開催中。

 

夏には東京の森美術館で先に展示が行われていた。東京では、やたら行列ができていた記憶があります。人口密度が多いのかなあ。その時は森美術館『宇宙と芸術展』を観るのに全精力を傾けたので、漫画はスルーしました。

 

 

~ 回想 ~

 

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記憶その①.

森ビル。16時半の時点でまだ行列がはけていなかったなあ。たいへんや。

 

 

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記憶その②.

岸辺露伴ちゃんが森ビル・美術館チケット売り場へのエレベーター周辺に飾られていた。年々キャラが派手になるので誰かよくわかりません。 

 

 

~回想おわり~

 

そういうことで行列への不安があったが、

大阪は人口密度が低いのか、行列のギの字もなく、たいへんに快適に観覧。

 

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米津玄師がイメージソングを歌う時代になってしまった。

見なかったことにします(※インディーズ時代を偏愛している)

 

 

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入ってすぐの、漫画世界と混ざり合った「サモトラケのニケ」像までは撮影可。あとはだめです。

 

ルーブルというと世界観はこうだ。

 

モナリザ

サモトラケのニケ

・エジプトのツタンカーメン的なあれ

ドラクロワのあれ(ドラゴンアッシュみたいなやつ)

・ミロのヴィ

・迷宮的な広さと無数の作品群

 

まあこんなところで、

漫画においてもだいたいこれが織り込まれてくる。

 

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 洋・和の作家問わず、ニケとモナリザは強力にテーマとして存在が立っている。特にニケは重要なモチーフとなっていて、あの体躯に「動き」のあらゆる予兆が詰まっているのか、五十嵐大介もニケでした。

 

頭部がなく、両腕もなく、代わりに翼が生えていて、両脚も衣に隠れていてはっきり見えない像です。重要なパーツがことごくない。しかしその方が、人類の想像を深くから揺さぶり起こすという不思議な作用があります。

よく「具体的すぎると説明調になり、想像は喚起されにくい」と言われますし、逆に「抽象的すぎるとそれは単調なパターンに陥る」とも言われます。具体と抽象の間をいかに突くかが、ヒトの想像力に訴えかけるもの、すなわち創造につながるようです。

 

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常人がそんなことを迂闊にやろうとすると、発狂しかねないので、寺田克也の作品を憧れる程度にとどめましょう。 

 

 

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 各作家の紹介をしたいところですが、写真がない上に、時間がなくて飛ばして観ました。

 

本展示で取り上げられている作品は、ある短編などの抜粋です。従って、原画やラフ画が拝めるものの、ページは歯抜けのため、全容を知るには別途、原作の入手が必要です。なお、会場ではセリフの翻訳があるものの、図録には翻訳がありません。なので後に振り返ることが困難で、それゆえ私は図録も買いませんでした。難しいところです。

 

日本人作家については、

まあ現地で観ましょう。絶対いい。

例えば荒木飛呂彦は「岸辺露伴 ルーブルへ行く」で単行本化されているので、それを買えばOK.

五十嵐大介は本展示のための特別読みきりとしてグランドジャンプに「ニケのうた」が掲載されたので、いつか短編集か何かで書籍になる?

寺田克也は世界観のイメージカットという感じ。

坂本眞一マリー・アントワネットも 

 

4枚だけポストカードを買っていたので、それを紹介します。

 

 ○フィリップ・デュピュイ(画)/ルー・ユイ・フォン(作)《坑内掘りの芸術》

 Philippe Dupuy / Loo Hui Phang

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/(^o^)\ ごめんおぼえてない

 

 

何の話だっけ???  

 

絵はかわいい。

つらいなあ。翻訳文を読むんだけれどページ飛ぶから容易に迷子になるんですなあ。これはつらい。

 

 

寺田克也《ルーヴル消失》

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相変わらず何をどうやってもかっこいい。獣人、機人などハイブリッド人種を疾走感と温かみのある質感で描く御方。

 

すんげえ急いで観て回ったため記憶が/(^o^)\

 

 

○ニコラ・ド・クレシー《氷河期》

 Nicolas de Crecy

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現代の文明世界が完全に滅びたあとの世界のお話。

ルーブル美術館が発掘されるというストーリーだった。

 

各漫画の完全版+翻訳ありの、豪華版図録があればなあ・・・。

 

 

五十嵐大介《ニケのうた》

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坂本眞一五十嵐大介のおそろしい点は、言葉を用いないこと。

台詞だけでなく、擬態語・擬音語すら書き込まれていない。漫画というメディアの新しいステージに到達した御方です。いやもう、

これは

もうね。

 

 

( ゚q ゚ )  ダー。

 

 

\(^o^)/ ぜひ会場へ!

 

manga-9art.com