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写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

2016初詣~魔界・伏見稲荷大社

 

2016.1.1 【初詣】魔界・伏見稲荷大社

 

 

元旦です。

\(^o^)/ あけましておめでとうございました。

 

ふと「あ。めちゃくちゃになりたい。」という想いが募ったので、初詣は伏見稲荷大社にした。

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なんでも「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」では2014年、2015年ともに1位ランクインとのこと。しかし、夜になれば観光ムードは一転。暗闇に立ち並ぶ鳥居が、私たちを魔界へと拉致さらすのである。

 

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午前3時前後のJR京橋駅。元旦は終日運転があって良いですね。

初詣というより飲み帰りの人がうろうろ。

 

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4:11 京阪・伏見稲荷駅。実は昨年も同じ場所に来たが、散策中に夜明けを迎えたため、今回は1時間早めることに。それでも人は多い。

筆者はすでに魔界中毒に侵されていて、重厚な魔性の気配に触れないと手先がふるえたり目が反転します。

 

 

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できあがっとんな。

 

こっちもたいがい眠いのでコーヒー要る。

 

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「第二鳥居」到着。そこいら中に人がいてみんな若く酔客的なテンション。大規模な大学城下町の様相。

 

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人民帽と修行僧! チープカルチャー\(^o^)/

 

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おちょうず解説イラストはマイブーム。これはだいぶ新しい。

 

境内は恐れたほどの寒さではなかったが、それでも動かないでいると寒い。早く無限に続く鳥居に誘われて魔界へ逝こう。

 

混雑とまではいかないが、人の流れは尽きない。

 

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この先は「千本鳥居」。実際に実測した方々のレポによると、千本鳥居自体では860本らしい。また、麓から稲荷山中、果ては乱立するナントカ大神(下山してくるとひっきりなしに所属の棲み分けがよく判らない鳥居、賽銭箱が乱立していて困惑する)までひっくるめてカウントすると3,000基はオーバーするという。

 

 

※実際にカウンター片手に計測されたチャレンジャーの記録はこちら 

<★Link> No.025 伏見稲荷大社の鳥居の数を数えよう

 

 

 

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人の背を何倍も凌駕する巨大な鳥居は少数で、千本鳥居の入口に集中している。後にスケールダウンしてトンネル化し、密度で攻めてくる。こうしてたやすく魔界へと招き入れられてしまうのですよ。

 

 

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ふと「何も、人の往来が一年で一番多い日に撮影しなくてもよかったんじゃね?」と疑問にかられたりしてメンタルにくる。魔界への誘いを楽しみましょう。

 

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 \( ゚q ゚ )/ 私を虜にしたのがこの、暗闇に連続する鳥居の異様さである。この世の光景とは思えない。この世のどんなスポットにも似ていない。

 

 

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非科学的な現象には興味はない性分だが、それでもこの雰囲気は、神隠しを思わせる。

実態は逆で、江戸時代以降、願い事が叶ったお礼や、叶うように願をかける際に、鳥居が奉納されてきたのであった。なのでこれは成就のサクセスロードなんだと思う。みじんもそんなポジティブな空気はない。 

 

 

20分かけて「奥社奉拝所」。(撮影がなければ10分弱で着くはず)

通称・奥ノ院。

背後の稲荷山を遥拝する。

 

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火が多いの。ゆらゆら揺れる炎、これは狂おしくなる。

 

 

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夜のうちか、雨が降ったらしく、艶やかに濡れて光っていた。

三ツ辻以降の、山の登りに出るまでの回廊が最も美しいと思う。

 

 

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前後左右を闇と鳥居に囲われる。

ここはどこですか。

どこ\(^o^)/どこ\(^o^)/

 

 

しれっと写真を載せているが、現実には参拝客が相当な頻度で往来し、撮影がたいへんである。とはいえ独りだとかなり怖い。

 

 

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現世からすり抜けて、どこかへ行ってしまいそう。

\( ゚q ゚ )/

 

 

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\( ゚q ゚ )/  

\( ゚q ゚ )/ 行う―――

 

 

「三つ辻」からは山道(階段)が始まる。日頃運動していない人々の足腰を痛めつけてやまない。それでも皆ぼやきながらも登ってくるのだから人間の快楽報酬はどうなってるんだろう。

 

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登り階段が続く。

 

 

続くと言っても10分も歩けば展望の開けた中腹「四つ辻」に着く。京都市内が見渡せ、大きな休憩所があるなど、締めくくりにふさわしい雰囲気が大いにあるので登頂した気分に浸れる。

 

 

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「四つ辻」進行方向左手は「荒神峯」(田中社)へ通じる。向きの異なる社が近接していて、異なる世界を同時に併存させているような不気味さがある。

 

道は向かって正面、「御膳谷奉拝所」から「御剱社」を通じて頂上を目指すルートとする。趣味の問題です。右手・山頂へ向かう道も悪くないが、逆走扱いになり鳥居の文字を見ながら歩くことになる。

 

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アクロバティックなお狐様にしびれる。

「眼力社」といい、眼の病がよくなったり、先見の明が授かったりする。

 

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眼力大神。

 

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 薬力社。

 

 

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 長者社。

 

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 稲荷山 山頂・一の峰。標高233m。

6:40、すでに空は白い。日の出は7:14のため皆がご来光を拝めるポイント探しに余念がない。残念ながら伏見稲荷は日の出をうまく拝める方角に面していないので、どこへ行ってもまともには見えません。

 

 

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 しかしご来光を求める者たちは、素手で地面を掘り返して水を探り当てるように、見事に日の出の位置を掴んだ。

 

動きを止めると寒い。

木々の枝葉がとても邪魔。うじゃうじゃ(´-`)

生い茂るシダをかき分け、シダについた夜露に濡れながら斜面を下ったりして太陽をおさえる。 

 

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7:21 ご来光。 

 

夜が明けるのは、魔界の終わりを意味するので切ないが、玉のような太陽が闇から姿を現す瞬間は、とても美しかった。

 

 

ここからは平時の世界に戻る。

 

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 なにこの試作機みたいな狐。

 

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 もう1月のはずだが紅葉をひきずっている。

 

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(´-`)もちビジュアルいいよね。ふくふくしい。 

 

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\(^o^)/ 脳天。

めちゃくちゃいい大神。ブレインガーディアン。ぜひ拝もう。 

 

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眼力大神は下の方にもあった。需要高いねんな。

 

 

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可愛い系きつね。 

 

こうして伏見稲荷大社の魔界巡りは興奮のうちに終わった。

ぜひ5~6月の、なんていうこともない普通の日の深夜にも訪れてみたい。

 

 

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 境内を出てすぐの土産物屋は独自の文化が発達している。

家庭によってはお稲荷さん参拝後、きつね煎餅を買って帰るのだとか。

 

 

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純米吟醸「おいなりさん」。

夜と昼Ver.あり。違いは甘いか辛いか。 

 

 

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 8:50 すっかりいつもの顔になった伏見稲荷

深い魔性の気配はどこへやら。

 

 

完。