写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【登山】槇尾山の蔵岩でザイルトレーニング

槇尾山の蔵岩でザイルトレーニング
2011.9.24(土)


というわけでザイルトレーニング第2段、岩場でもっとやろうよ強化月間です。
別に前回行った笠置山の木津川沿いの岩場でも良かったのですが、どうせなら趣向を変えて、
今度は和泉市まで南下してみました。
施福寺」で有名な槇尾山(まきおさん)の岩です。

くるまで天王寺阪和自動車道→堺を越えて岸和田和泉あたりで降りる
→県道228号で「槇尾山施福寺」へ。
1時間程度で着きます。


槇尾山。知っているわけがない。
標高600m。
ここは西国三十三ヵ所の第四番札所であり、古来は行基空海といった高僧の修行の場となっていたため、その手の方々(なんだそりゃ)の間では知られている。普段ならこんな低山に来ることはない。あたし低山興味ないのよね。
しかし、ここには良い岸壁があり、ザイルトレーニングに最適であるとの師匠の話だ。


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JR天王寺付近は歩道橋の改修工事で、歩道橋が消滅していたり、ただでさえ車道との絡みがややこしい街だというのに、いっそうめんどくさいことになっていた。カオスだ。ていうか最近221系も日陰に追いやられてますよね。なんかローカル線で粛々と仕事してはる。


で、集合時間を勘違いして1時間遅刻するという。大学生みたいなミスをやらかします。
ごめんなさい( >_<)


車の中で下種な話をし、卑猥な話で脳を休めたら、槇尾山へ。
売店があると書いてあったので手ぶらで来たが、実際には酒のあてみたいな難しい土産物しか売っていないのでほしい物がある人は麓のコンビニで買っておきましょう。



槙尾会館。団体客向けの旅館です。ちなみに「槇尾山」の「槇」と異なるほうの「槙」が冠されています。
宿泊代は一泊二食付きで12,600円。うひゃあ!
何もない所なのに高い!


施福寺への道は登り坂、上り石段です。
道の両脇は杉の木と川で囲まれ、苔むした地蔵などが現れるので、見ていて飽きません。



風流な地蔵。
かぶり物がとにかく良い。
ほかの地蔵は何だか最近、人がマジックで書き加えたような変な顔をしていて、私は好きになれませんでした。



水子供養もできます。
写真のやる気が全然ないのは目的が撮影ではないからです。ふぇえ。
(’o’ ) 脱力。。。



オタケ師匠がしばいぬをおちょくっています。
「うらー( ゚〜゚ )ノ」
これも旅の楽しみ。



参詣道のスタート地点には二軒の売店があるのですが、手前の一軒は完全にこの調子で、肝臓に例えるなら重症の肝硬変です。
見てください。たばこの自販機でさえこのありさまです。店内は期待できませんね。
しかし銘柄、デザインなど、時の流れが止まっているので個人的には二重マルをつけます。



店先の露天カウンターがこのざまです。なんですかこれは。
ゼロ年代初頭に法規制された、いけないアレでしょうか。幻覚をアレするというアレにしか見えないのですが。
しかしどう好意的に解釈しても、ただのずぼらで放置してる様子なので、生温かく眺めたら先を急ぎましょう。
(´-`)ノ



店先。
ここだけはまともそうですが、店主がいませんでした。大丈夫か。
この謎の白い粉といい、ガラスケース内の乾物といい、たぶん4,5年放置しても腐ることはないので
放置で商売を成り立たせているあたり、ノリが『無能の人』(つげ義春)で素敵です。




アップにしてみた。つくづく、ケース内の商品の適当さがひどい
私自身が非常に適当な人間なのでたいがいむちゃくちゃひどいのだが、そんな私を凌駕してひどい。


※個人的に賛辞を述べています。



そして道の反対側にあるもう一軒の売店。
こちらはまともに稼働。市場は独占状態です。
しかし売っている物が、地域特産物ではあるけれども、昆布やコンニャク
行動食には使えそうもありません。


残念ですが先を急ぎましょう。



なんか香ばしい物件です。
今日はザイルトレーニングのために岩場に来たはずなのだが・・・おかしいな、さっきから妖気アンテナがビンビンしている。
調べてはみたが、旅館的な宿泊施設であること以外、何も分からない。
稼働してんのか??



・・・と思ったら稼働してる('o' )
まじか。
やはり西国三十三箇所巡りの客ですか。
宿泊内容が非常に気になります。



施福寺の本堂まで約1kmの登りです。さっさと行きましょう。
オタケ師匠のザックの中身はザイル、ハーネス、スリング等、岸壁トレーニングの道具と、
昼食用のコッヘル等です。
普通に山頂に行って帰ってくるだけなら装備不要です。



まずは門と仁王様がお出迎え。


「一日ほとけ」「一日観音」というのは新しい概念だったので、なぜか目から鱗。
これの上位互換が「三日坊主」「百日天下」などであろう。うはは。


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何やらしゃもじみたいなものが祭ってある。



そしてベンチがレトロだ。コカコーラ系の看板のベンチはいいですよねー。



真夏に来たら非常に風情の豊かであろうスポット。
年老いてからこういう回廊をしずしずと味わいながら歩きたいものである。
今はまだ若者なのでダメです。



私にとってはすべては通過点であり、ウォーミングアップみたいなものだが、中高年で、しかも日頃まったく動いていない層にとってはこの距離と傾斜、階段だけでも相当な負担であり、途中で10名弱の人々を追い抜いたが、中には死相の浮かんでいる人もいた。「ハァハァ。ハァハァ」大丈夫ですか。止めた歩みが先に出ない様子。見ているほうがつらい。


西国三十三ヵ所のコースの中ではここが一番きついらしい。
しかし、年老いても、こんな前座も前座、おやつみたいな道でハァハァして死相を浮かべるような老人にはなりたくないものです。もっとこう、高次元で低レベルな戦いがしたいよう(意味不明)、。


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なんだかんだでいい汗をかいて施福寺に到着。
しかし水場の水が出ていない。おうい。
ドラゴンがんばれ。水吐けよう。おうい。



本堂で賽銭を投げ込んでゲスな願い事をするのは定番です。
「神よ!仏よ!我に力を!!我に力を〜〜〜ッッ!!」



ほとけ「阿呆がきよったわ」  くはは。



ていうか落書きしたの誰!? 名前こんなとこに書いたらあかんよ!!


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本堂。
ご本尊は千手観音がいるらしい。

「現在の本堂は弘化2年(1845年)の焼失後、安政年間(1854 - 1860年)に復興」「本尊と背中合わせの後堂(本堂の裏側)には馬頭観音が安置されている。」
wiki
とのことで、非常に歴史の深いものであると同時に、目に見えていない部分に核心が秘められている。



あれ・・・主目的からだんだん外れてきた。
ただの珍奇ツアーになりそうだ。


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いやーきれいな大提灯ですなー。



うっとりしすぎて岩壁登攀のこと忘れそうです。



うっかり横道に逸れてしまう要素が多すぎる。たのしいよう。
このおかめ怖いよう。
冷やしあめって明るい小麦色の缶で自販機でよく売られてますよね。天王寺、新世界周辺でよく見る。



レトロな看板。
結局何なのかはよく分からず。


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来た客が書いていったらしい。
力技ですな。



かつては使われていた運搬用ロープウェー。


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発展途上国の秘境めいた田舎の観光名所でありがちな、無防備極まりないハンドメイド感漂うロープウェー。
完全にワイヤーも錆ついていて、もう稼働は全くしていない模様。



さて、先ほどの施福寺本堂あたりの開けた一帯が山頂のように思えてしまうが、山頂は別にある。また、そのルートはメジャーではないようで、ちょっと隠れている。山頂ルートをとれば有名な岸壁へ辿り着けるのだが。



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廃屋。何なんでしょうか。
かなり大きい。
下に見えるこの分かれ道が割と重要で、適当に従っていると山頂&岩場には辿り着けない罠。
なんと道はこの館の右側の塀を巻いて裏側へ続いています。裏ルートすぎる。



道中の枯川で大破した屋根部分が。どうなってるんだ。


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急な登りになりました。いきなり本格的な登山です。
荷物はほとんど無くていい状況だったので、ザックではなく普通のトートバックで来てしまいました。
これがものすごい邪魔。



たくましい木の根を踏み越えて登ります。
ぐうえ。。

十数分で山頂付近、尾根に到着。
これが今回の目的である「蔵岩」という巨大な一枚岩。
この尾根の先に槙尾山の頂上がある。


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夫婦のクライマーがプレイ中でした。


かなり巨大な岩で、15m強ありました。
すでにむちゃくちゃビビってる私。どうするんだこれ。


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下に降りるにはとりあえず岩の脇を通って下るのだが、これがまた
砂や石が堆積していて足を取られ、けっこう怖い。



ハーネスを装着し、ザイルの端を8の字結びにして準備。
ザイルは手ごろなところで松の木があり、木の幹の根元に引っ掛けて安定させる。
ちなみに、靴だけは「登山中にどうしても越えられない岸壁があったので」という想定のため、
登山靴のままで戦います。


これがアホほどしんどかった。



懸垂下降開始。


下手な自己啓発セミナーや宗教より効く。
重力の理に逆らってなんでこんなことを人はやらなきゃいけないのか。
自分が降りている時の写真は自分では撮れないのでありませんが、実にきつい。怖い。


この一週間前に懸垂下降を3〜4mの高さから数回やっただけなので、全く慣れていない。
そして、下降前に、通りがかりのベテランの中年男性から色々と指摘を受ける。「それ何m?」「端はちゃんと結んでるの?」「ベルトは折り返してないけど良いの?」「あなたね、それ、カラビナ、ロックかかるやつでないと危ないよ」色々と言われ過ぎて、器具の準備や使い方については全て師匠に任せきりだった私はあっさりと軽いパニックに陥った。


「俺ら、全然スカスカやん」「大丈夫かこれで」「俺はほんまに大丈夫か」
こうなると人間はもろいものです。自分のやろうとしていることが全く確信を持てず、もはや脚は生まればかりの小鹿状態。
( ・_ ;)がくがく。




マイペースに下降し続ける師匠。


彼はまあいかなる苦境、未開拓に対しても、昆虫のごときしぶとさで前へ前へと進む男であるから、自分が「こう」と思ったらじわじわと爆進するのである。対して私は、総じて神経の昂ぶったチキンであり、容易に「イ〜ッ”!”」てなるので、慣れてくると無限に戦えるが、慣れるまではそんじょそこいらの売れないお笑い芸人よりもチキンなので、ぎゃあぎゃあ言う。全くいけてない。


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熟練した夫婦によるプレイは見ていて安定感があり、そして余裕を持って楽しんでいる。
ザイルはあくまで確保のためだけで、基本的には素手でしゅっ、しゅっと攀じ登っていく。


それにひきかえ俺ときたら・・・怖くて崖から足が離せない。
こわいよう。こわいよう。



松の幹に命を預けました。ありがとう、まっちゃん。



懸垂下降2回目。
まだ相当なびびり方をしているものの、余裕ができたのでEOS 5D Mark IIを背負って下降。
ぱっと見ると起伏に富んでいるように思えたのに、登山靴で足をかけようとすると、まるでツルツルだ。
ロシア死刑囚シコルスキー(※板垣恵介)とは違って、私は垂直の壁を登るのが苦手です。
降りるのも・・・


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写真で見ると小さい( >_<)
ちがうちがう。こういうことじゃないねん。もっとなあ、大きかってん。
そして取り付く島がなかってん。


降りるにしても、正しい懸垂下降における体重のかけ方とか、手の使い方を知らないまま、本能的にやっていたので、恐怖に駆られるがままに両手でザイルを握り締めて、腕の力で降りようとする。エイト管を使っているので制動は十分、自動的に取ってくれるため、本来は椅子に座るようにして尻に体重をやり、つるつるつると降りてくればいいのだ。しかし、とにかく何も分からないので両手でガチガチに緊張してブレーキをかける。


両手が摩擦で火傷しそうになった(・、;)あちち。
そして使っていたグローブは夏山登山用という、まさに取ってつけたような装備のため、表面がさっそく擦り切れてえらいことに。
こういうしょうもないところから精神的にごっそり消耗してしまうのが山の特徴である。



しかし、我々はアホなので、今度は登り返すことにした。



オタケ師匠がクライミングシューズで挑む。これはかなりスムーズにいき、90度近い壁も
写真のようにきっちり捕えながらクリア。
ただ、両手はザイル頼みだが。
でっぱりだけで勝負できるほどは我々は熟達していないので、「緊急時、岩壁を越える必要に迫られた際、どうするか」をシミュレーションしたプレイである想定で、力技も含めて緊急脱出するという趣旨の下、行っている。これでバッタや芋虫を食べ始めたらベア・グリルスなのだが…。



スムーズに行ってしまわはった。
うまい。


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最も起伏の少ないルートを選んでしまっていたことに後で気づいた。
まだ岩については童貞も同然なのに、こんな上級な女を口説こうとするなど・・・。
もっと左にコースを取ると起伏が複雑になって、登る時に選択肢が増えて面白かったかも知れない。


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2本目は登山靴で挑戦。


私がそれで試してみたら、垂直のツルツル壁であっさり詰んでしまい敗退したので、師匠も挑戦することに。
これが超難敵だった。
登山靴はヤバい。全然起伏を捕えられません。
指先を切り落とした手のようだ。あかん。


ところがここで本日2度目となる、別のベテランさんからのツッコミが入ります。
3名のチームで、下から指示を出したり支点確保していたリーダー格の男性から厳しいご指摘。


「ちょっと気になったんですが、ブルージックって分かりますか?それを使われた方がよろしいのでは?」
「ユマールは持ってます?何も無しで登ってはるから正直怖くて見てられないんですわ」



( ・_ ;)うわあ。


師匠切り返す。「いざというときにはエイト管に切り替えて降りるようにしてますから大丈夫です」
実を言うとこれが何の対策にもなっていないことは、超素人の私はひしひしと感じていた。
登る時にはザイルを腹のカラビナに通しているだけで、ツルッと逝ってしまったら、即座に自分でザイル2本を確保し、落下の制動を調整しないといけない。まるで登ることに集中できず、仮に落ちても手の力が緩めばそのまま落下するという鬼簡易仕様だったのだ。エイト管はあくまで、登りで詰んだ際に、付け替えて懸垂下降するためのもので、緊急時には一切役に立たない。


「まあ基本的には自己責任ですから。やり方も色々あるでしょうし。ただ、傍で見ていて、何か起こったときにね、私が何も言わなかったとなると後々問題になるので、まあ、私は言うことは言いましたので。どうぞ、後はご自由に」



( ・_ ;)ノ  それって何かが起きることが濃厚ってことやん



完全にモチベーションを消失してお通夜になった私だが、そこはなんというか、山である。何が起きるかわからない。


「よかったらうちらので登ってみませんか?」




(’o’ ) ノ  おっちゃん
        
ベテランのおっちゃん
おとこまえすぎる!!!


さすがは、山である。
いろんな意味で何があるかわからん。



というわけでお言葉に甘え、関西電力の電線技師のように腰に大量の金具や線を巻きつけているベテランさんの姿に異様なまでの安心感を覚えつつ、順番を待つ。
我々は上部の松の幹で支点を取っているだけで、下は誰も確保しておらず、落下時は完全に自己責任で何とかしないといけないという異常なサバイバル仕様。対して。彼らは下でベテランさんが器具を使ってしっかりと確保しており、落下時の制動調整が完璧だった。色々と唸らされた。少なくとも私にはレベルの高すぎる試みだった気がする。



先行しているご婦人が「もうあかん〜」「いかれへん〜」と言うたびに、ベテランさん「いけるいけるー!」「その左側の出っ張りに足かけましょうか」「右足に体重乗せて思い切って、ぐーーーっと行ってみましょうか」→それで何とかなるのである。見ていて驚嘆した。
岩は気力である。
いけいけどんどんです。確保さえしっかりしていれば、「もう行けない」と思っても、何とかしようともがくだけのチャンスがある。何とかならなければ宙づりになるが、落ちることがないので、再チャレンジが可能だ。しかし、我々のやり方だと、スリップして落ちたら、ザイルを持つ手がずるずるになるか、ザイルを掴み損ねてつるつるつるっと落下して全身打撲する。この違いが何となく分かっていたから、怖くて途中から先に進めなかったらしい。だからそれで先へ進み続けた師匠の攻撃本能は凄いと言わざるを得ないのだが…。



で、登らせてもらった。
非常に快適だった。まるでスポーツだった。
さっきまで「生きるか死ぬか」「いや、死ぬか?」みたいな悲壮感があったのに、なんだこの安定感は。
心おぎなくクライミングなるものを楽しめた。自分でコースを発掘し、自分なりに考えて困難を乗り越えて行くのは面白い。


続いて、オタケ師匠も、ベテランさんから勧められてトライ。


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ベテランさんは聞けばクライミングのつどいの一員だとか。
道理で器具の扱いや技術が明確だと思った。


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ザイルを持って体重確保しなくてよくなったので、両手を使って全身で岩に挑むことが出来るように
なりましたよ。
( ^-^)ハ


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下から私も若干登って撮影。
攻める師匠の図。攻め方が人によって全く違うのが面白い。これは性格とか、生き方が出る。
私は迷い迷いで、長考する。ルートが掴めれば、へびのようににゅるっと行くのだが、
彼はやはりトップをとるのに長けたリーダータイプで、がつがつと切り拓いて登る。


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登山靴なので、コースが起伏に富んでいて簡単ながら、難易度が無駄に上がっていて苦戦www
師匠が落ちかける。
私も途中で詰んだかと思った。「足のかけるところ、あらへんやんけ!!!」
なので途中で岩壁登攀の可能性があるようなややこしいバリエーションルートの挑戦時には、クライミングシューズが必須であることを知ったのであった。完。



サービス的に下りもやらせていただく。
ベテランのおっちゃんが完璧すぎてすげえ。気分は即席遊園地である。内心はしゃいでた。
指示の出し方が的確すぎる。そこ左に足をとか、手を伸ばしてすぐ上の出っ張りをとか、予想以上に効果的だった。
一人でやっていると、私の場合、技術も知識も戦闘意欲も乏しい(おい、)せいか、すぐ諦める。
「一歩間違えたら死又は重傷」という意識が強すぎるのである。慣れれば変わると思うが…。



ベテランさんの所属するクライミング集団への参加を強く推されながらも、礼を述べて、15時過ぎに撤収。
我々が本格的に登攀をやるのはまだ早く、先に一般登山を極めたいという思いがある。最優先で、バリエーションを付けた、様々な登山を試みる。そのために時間を費やしたい。その中で、どうしても避けては通れない局面への対応として、ザイルを使った切り抜けが必要になるとの算段で、今回のようなトレーニングをしたわけである。
ていう。


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太陽の光を浴びて彷徨うのが私には性に合っているものですから
まだまだ私は登山と称してこの異界へのクエストを続けます。
( ー_ー)ノ ヘイ。



下りで、また急斜面の山道を下っていて思ったこと。
「階段がある、段差があるってのは、ありがてえことですなあ〜」
そうなのだ。凹凸の何もないツルツルの岸壁を攀じった後では、両足がきっちりホールド出来る階段上の構造、これはもう、女が股を開いておいでおいでしているようなものである。というようなことをワーワー言いながら降りてきた。うふ。



そして本堂付近の売店でひやしあめを飲む。250円。



ひやしあめうまし。
(´∇`)ノ


汗はあまりかいておらず、のどの渇きは少ない。
さすが9月、安定している。良い季節です。



下りはざくざく通過する。
もうやることはやり終えた。余韻?なにそれ。もう帰って酒飲んで寝たいんだ。うへっ。


ライミングの良いところは極めて短時間で充実を得られるところにある、とオタケ師匠。
その通りで、一般ルートからの登山だと、むちゃくちゃに長時間かけて体をいじめぬかないと、何か一発やったった!という充実感には至らない。これも若さゆえのエゴかも。



ふもとの売店まで降りてきた。古き良き看板に思いを馳せつつ、
旧式のトイレがすぐ近くにあるせいでやたら周囲が小便くさい。しょうべん〜。




登山については月1のペースで集中的に取り組んできただけあって、言うのも何だが非常に安定感が増し、自分たちで出来ることが飛躍的に増えた。一般ルートの安定期ではもはや意味がないぐらいの勢いである。
対して、登攀であるが、これは実に問題で、さすがに「登山時の緊急手段だから」と言いつつ無策すぎるフシがあることを痛感した。しかし、さすがに登攀は出来れば本番では行いたくないので、道具を改めて揃えるということは今はしたくはない。今はね。



ゆくゆく、一般登山が深刻なまでに退屈になり、さらに一工夫を要される段階に来た時、登山に登攀を一発かますという趣向も凝らすのかも知れない。まあ、そうなったら、そうなったということで。



今回も色々と道具の調達やら段取り、指導などありがとうございました。
山で偶然にも出くわして指導してくださったおっちゃん方もありがとうございました。
さすがは山。