写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【廃墟】摩耶観光ホテル(マヤカン)(4)

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「家族風呂」へ降りてみましょう。



あんまり撮りたくなかったけど、レビューのためにしゃあなしで撮ったのがこちら↓


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落書き。これを是とするか否か。
3階、中央廊下にて。非常にでかいです。



あえてマヤカンでやらなくても良いのでは、と疑問視せざるを得ない。
まあ、壁の空いているフリーの物件があったらそりゃ描くわな、という、気持ちは分からなくもない。しかし、普通の高架下のガードとか、町中の廃ビルとは意味が違います。


他サイトを見ていたら、近年どんどん落書きが増えているのが分かりました。
過去はもっと落書きが少なかった模様。
よくありがちな、記念ネーム入れも定番です。
3階・廊下の壁に、まだ緑の下地が残っている個所があり、そこがネーム入れの集中個所になっていました。


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これはひどい
大学生がこんなことすんな(×_×) 


(大学名が出ていたので、一応ゆがませてみましたが、見えたらごめんなさい。 っていうか書くな)



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山元ファミリー・・・。強いのか弱いのかわかりません。
しかも「見参!」 悪の退治か。



ネーム系はこの場所に集中して、もっと大量にあったんですが、やってられなくて2枚しか撮ってません。
名前を刻むことの、何か文化的な意味合いってあるんでしょうか。

心をへし折られます。


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3階廊下より、風呂場へと続く階段を。



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洗面台。
学校の水道みたいで、意外にも素朴。


たいがい暗かった3階より更に暗く、撮るのが難しい。
かといってフラッシュは使いたくない。ジレンマです。
結果、ISO感度をけちってだいぶブレてしまいました。枚数が少ないのはそのせい。

再戦希望。


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風呂。

「大浴場」というものがなく、家庭サイズほどの「家族風呂」というものです。正式名称。

独特のこぜまい空間がいい味を出してます。けど、売りにするほどの個性的な風呂でもなく、本当に普通の「おふろ」です。



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浴槽。
壁面が蛇の鱗のようでかっこいい。陽の当たり具合も良好。


風呂のタイル等にあまり特徴がなかったので、写真として映えるものがなく、枚数が少ないです。
無理せずに広角で撮れば良かった。。


遺された物体としては、蛇口と浴槽ぐらいでした。やはりあとは何もなく。


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風呂へ至る階段の扉。取っ手のフォルムが素敵。



内部は静謐そのものですが、周囲の植物らと対比すると、風化の中で攻め続けられる様というか、滅ぶに任せている館の姿がありありと窺えます。


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窓より。
幾重にも這う影。


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窓より。
生い茂る草葉の影。この生命力の前では、なすすべもなし。



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手前のガラスに反射する、すぐ窓の向こうの緑。

ぼろぼろになった柱や壁に対して、緑が鮮やかに色づいているのが印象的でした。



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謎の金属板。鏡? 何でしょう。

特に内容の分かるものは付随しておらず。


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やはり反射の世界に心を惹かれます。
リフレクションばんざい!

マヤカンのガラス片は人にやさしい。


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外壁。
階段に出てみました。植物が勝手気ままに生えています。
まばらに生えているあたりが好ましい。


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アップで。
真横から葉を伸ばしていました。なんじゃこの植物は。
茎がひょろり。不思議な伸び方です。


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ではようやくですが、上の階へ。


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雑然と散らばったものどもを後に、階段を上る。
ここは中ホールの裏手〜厨房あたり。

何かと重力に引き摺られてそのうち全部地面に落ちそうな勢いです。ぎりぎりでもってる感じの光景。


4階に上がると、他の探訪者に会いました。
「あ」「どうも」「こんにちぁ」「うへえ」


常連ですか? いやーお初です、などという脱力気味の会話を交わしたのち、また各々の個別トリップに。


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とても有名な、大ホール。通称ダンスステージ。

明るいです。

ここをメインステージとして各種イベントが行われていたようです。
天候によっては雨水が床に溜まって、鏡のような神秘的な光景も生み出します。
最も人気のあるスポットです。



ただし、見ての通り、ダンスステージ手前の壁に壮大な落書きが・・・。
その奥の壁にはそれを超えた凄まじい落書きが・・・。これは人災です。



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手前より。
落下したシャンデリアの骨が。

散乱する瓦礫の多さと相まって、まさに廃墟。美しい。


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真正面からダンスステージを。
美しい・・・こんな姿になっても。


だれやねん「ようこそ」とかわけわからんこと書いたのは。。
右端の柱の「お」とか、さいあくです。
なんか、自分の好きな人に粗悪な刺青を入れられた気分。


まあそれも見る側の勝手な思い入れ故なんですけどね。

どうも去年ぐらいまではここまでの絵は書かれていなかったようなんです。


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シャンデリアの残骸を。
メデューサの髪のようなうねりを見せていて好き。
かなり大きかったです。抱きかかえてやっと持てるかどうか。
錆びてゆくだけの中に気品がありました。



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ホールに入って、先程の立ち位置を振り返る。
外側の通路はビヤガーデン等に使われていたとか。言われてみれば確かに。



左に曲がってみます。


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屋根の端は崩れ落ちています。
トタン板などが散乱していますが比較的綺麗です。ダンスホールの壁面は白? 当時の塗装で見てみたいですね。これじゃ何だか小さな文化住宅みたい。



奥に行きます。


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一番奥。

屋根の崩壊、もうギリギリといったところか。


他のサイトの写真では数年前まで、まだまだ屋根がしっかりしていたようですが、崩れる時は早いものです。
でもこっちの極限に近い形の方が好きかな。



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視点を落として地面よりに。
陽の光を浴びて綺麗でした。




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かつては屋根の上に乗っていたという、巨大なタイヤ。
飛行機のタイヤだと聞きます。なぜ?? 元からあったらしいです。

とうとう落ちてきたか・・・。



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飛行機仕様だけあって極端に大きい。寸法わかりません。


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先頭は膨らみをもたせて、出っ張っています。
なかなか凝った造り。
この中庭みたいなスペースで、屋根を張ってビアガーデンにしていたようです。



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金属のポールがうち捨てられて見事な変色。



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建物側にずんと寄ってみた。




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ポール。


神戸の海が見渡せます。

ダンスホール散策、つづく。。

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