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写遊百珍

関西をメインに、美術館・アートイベント、登山、廃墟、珍スポットなど珍奇なものをご紹介。

【動植物】天王寺動物園ですよ(2)

【動植物】天王寺動物園ですよ(2)

mareosiev.hatenablog.com


悩める賢人;チンパンジーとオランウータンで物憂げになったとこ。
今度は館の外側に回り込んでみました。



後に天王寺動物園の機関紙「なきごえ」を読んで、オランウータンの実情を知る。
園内のオスが死んで、メスばかりになってしまったため、神戸の王子動物園から1頭のオスを繁殖目的で借りてきた。しかしメスと同居させたら、メスがツバを吐きまくって拒絶するわ、激しい取っ組み合いはするわの騒動が繰り広げられた様子。
ご苦労様です。


ここで展示方法をおさらいする。

今、脚光を浴びている旭川動物園の展示手法は「行動展示」と呼ばれ、その動物の生態や能力、行動を自然に刺激して催させ、見えやすくするというもの。
対して、天王寺動物園が採っているのは従来からの「形態展示」そしてリニューアル後の施設に用いられた「生態展示」。

「形態展示」はこのチンパンジーやオランウータンのように、檻の中での生活が基本となる。動きの可能性を引き出すのではない。
「生態展示」は、その動物が住んでいた本来の環境に出来るだけ近づけた環境下での展示です。
これを最近の天王寺動物園では取り組んでいて、主にゾウの展示が劇的に改革されました。拍手。


実は天王寺動物園、世界の希少動物の繁殖・飼育に非常に力を入れており、今までに数多くの実績を誇っています。wikiで挙げられていた分でも、シシオザル、ドリル、アムールトラクロサイ、ツル類、ニホンコウノトリ、ホオアカトキ、ヨウスコウアリゲーター・・・と、どれも希少。

そういう希少動物の園であるということを自覚し、


「動物は食い物をあげると喜ぶ」という盲信を我々はいいかげんに捨てるべきだ。


檻には本来、そのまま近づけるはずだったのが、こうしてみだりに餌を与える観客が絶えないため、花壇を設置されてしまう始末。
望遠レンズがないと撮影になりません。じっさいきびしい。



隣には、チンパンジー山があります。


賢人風。こいつらの方がかしこいのではないかという恐怖。


そしてこれが、観客と動物との距離です。
広角レンズではまともな撮影は出来そうにもない。



背後の「スパワールド」が独特の風味をもたらす。



正面から。これは少々お気に入りです。


突発的にチンパンジーが動くので心臓に悪い。
そろり、そろりと手足を動かし始めたと思ったら、スルスルッと木を降り始めたり、唐突にチンパ同士で「ャーッ!」「キィーッ!」と歯を剥いて声を上げたりします。なに。、



衝撃の糞投げ。やだな。



チンパ園の下部からも彼らの動きを見られる。
ただし来てくれないことも多々ある。



やる気が出たり出なかったりするので写真の質が安定しない。
ペリカン




歩きだすとすぐに森のようなものが見えてきました。


ゾウの

ゾウの住処は一変していました。
「ZOO21計画」と呼ばれる、一連の「生態展示」式施設への切り替えです。

生態展示は、行動を誘発する仕掛けを特に設けないため、動物は本来のリズムで生活を営みます。
それだけに、印象的な動き、表情を撮ろうとすると、時間帯ごとの動き方について理解しておく必要があります。

この森もかなり力を入れて作ってあり、しばらく散策のような形で、タイなど東南アジアの森林を模した歩道を辿りながら、看板やちょっとした展示物を現地さながらに見ていきます。



博物館的な解説から外の世界へ一歩踏み出すのは素晴らしいことどす。

そしてゾウが出てきました。


完全尻。


厳しいゾウで、尻しか見せてくれない事態になる。


昔は、ゾウといえば円形の堀であった。罰ゲームのような「落ちたら足を折るぞ」という環の中にゾウは立たされていた。あの堀は、子供心ながらに、頼もしいと同時に憎らしくもあった。巨体を持て余して、前に進むも後退するも不自由そうな姿が思い出される。


更に歩くと、もっとゾウに近づけるアクリル越しの観覧スポットが用意されていました。


お (´-`)尻すか。


今日のゾウは尻しか見せてくれないのであった。厳しい。



ゾウ監視小屋の再現物。
ゾウを見つけたら村人に知らせる役目があります。こういう現地固有の事情はバンバン盛り込んでほしい。できるだけマニアックで、ディープな資料、再現があると嬉しいです。


次は、白い氷めいたものが見えてきました。
白くまです。



格闘漫画界ではなぜか「地上最強の哺乳類」という看板を掲げられて一方的に惨殺されるホッキョクグマ


しかしこのクマはサイズが可憐だ。



左右にウロウロ。


白くまは知能も高く、おもちゃを与えると興味を示して遊ぶのですが、簡単な作りだとすぐに飽きてしまって、やることがなくなるとウロウロ往復するばかりになるようです。


なので担当職員も、いかにして興味を持ち続けられるかを考えておもちゃを作るらしいです。とはいえ、半端な力ではありません。夢中で遊ぶとすぐ潰れてしまいます。そういう試行錯誤があるらしい。(独自調査)


何か現場で知るヒントが与えられると嬉しいですね。



うろうろ。
なんとなく可愛い顔。


これでも柵のぎりぎりに立ったのに、まだかなり遠い。
50㎜ではむりがある。


ウロウロし続けていて、できることがなくなりました。


白くま舎のすぐ向かいに、フクロウがいます。


首が180度グルッと回るのはすごい。



正面を一瞬向いた。



首を振り抜いて逆へ。


向こうからは私がどう見えているのか。


おまけ。


遊具がけっこう売れていました。


(3)へ続く。
mareosiev.hatenablog.com