nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2017(二条城、堀川御池ギャラリー、京都文化博物館別館)

KYOTOGRAPHIE 2017、二条城、堀川御池ギャラリー、京都文化博物館別館を行くぞの巻。

 

3日回って、KYOTOGRAPHIE本体企画については、ようやく全部回れたかなという状況です。当日券3000円のパスポート(全会場1回ずつ入場可)で何日も楽しめるというのはすごい。

 

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 二条城は開場から間もないのに観光客がやたら多く、しかも日本人が多かったので驚きました。GWに二条城を選ぶとは渋い。庭がじつに広くて歩くのが楽しかった。天気もいい。 

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【写真展/KG+】2017(京大吉田寮、アートスペース虹、ギャラリー108、ギャラリーパルク)

京大吉田寮、ギャラリー108、アートスペース虹、ギャラリーパルクを回ります。

 

KG+は個人の作家さんなどがあちこちのギャラリーで独自に催す個展などで、事前審査を経て認められた展示について、KG本体とリンク付けて広報物やHPにて紹介されるものです。

 

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 しかしまさか京大吉田寮が会場になるとは思わなかった。

 大学当局は耐震工事や物件の貴重性から保存の取組みを望み、数年前から吉田寮の入寮募集停止を求めていますが、ここは自治制で寮生が自主運営しているため言うことを聞いていません。いやすごい。拍手。 

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【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2017(虎屋、ギャラリー素形、嶋䑓ギャラリー等)

はい。KGですよ。虎屋、ギャラリー素形、嶋䑓ギャラリー等を回ります。

家から京都遠いんだが。

この世にはアートジャンキーという人種が一定数いまして、過食的鑑賞と言いますか、鑑賞依存と言いますか。観ることで人生の必須栄養素を摂取して暮らしています。展示する側に早く回りなさいというのが関係者の声ですが、はい。少々お待ちください(汗

 

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 一言に写真といっても色々な撮影アプローチ、展示手法、テーマ設定というものがありますね、KGを巡回すると個性が咲き乱れていて、皆全く異なります。一方で「良い展示なんだけど、これ滅茶苦茶コストかかってるだろ」と打ちひしがれることも多々あります。金か!そんなものはない!! 皆さん色んな発見をしましょう。

 

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【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2017(無名舎、誉田屋源兵衛、元・新風館 etc)

 4/15~5/14でKYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)が開催中です。無名舎、誉田屋源兵衛、元・新風館あたりをまわるの巻。  

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不穏な私。

 

今回は烏丸のあたりの会場を回ります。5月のような陽気とすばらしい陽射しで、世界の不穏や貧困のことがうそのようです。うそかもしれません。酒をしたくなります。うそめいた世界を酒を触媒にしてこの身に転写したいです。

 

 

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阪急の烏丸駅構内は天井が低く、虫のようにひしめいていて、非常にスリリングです。これを中判カメラで徹底的に撮りたいのですが、誰か中判カメラください。いいなあ。いつか駅を貸し切りたいです。いいなあ。乙女のようなことを想いながら生きています。分不相応です。

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【ART―写真展】H29.4.15_くすのきりょうへい氏「雨溝の生態学 ー視覚化される境界ー」パーティ☆

【ART―写真展】H29.4.15_くすのきりょうへい氏「雨溝の生態学 ー視覚化される境界ー」パーティ☆

 

写真表現大学の同期生にして人生の先輩、くすのきさんの個展に皆で行ってきましたの巻。

京都ではKYOTOGRAPHIE・京都国際写真祭がこの4/15(土)より開催されましたが、個展はそれに先行する形で開かれていたもので、この日はギャラリーで祝賀パーティーが催されました。ワーイ。

 

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 「みぞ」の中を見つめる作家さんです。

 

 パーティーなので買い物をしてから行きます。酒屋で役所の看板みたいなセンスのラベルの地酒を仕入れたり、京都三条「アローツリー」さんで美味しい果物のスイーツを仕入れます。どれも正解でした。

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買い食いをしながら、会場となる祇園小門前のギャラリー「Art Spot Korin」へ向かいます。名前がオムロンコーリンみたいで親近感がわきます。

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【ART―写真展】2016年度 写真表現大学 修了制作展

 【ART―写真展】2016年度 写真表現大学 修了制作展

H29.3/14(火)~3/19(日)@ギャラリーマロニエ

 

私の所属していたスクール「写真表現大学」の修了展が先日、開催されました。

これは、写真というメディアにおける表現の歴史と可能性を学び、また、現代の社会から広汎に求められるアート性、編集力、デザイン性も射程に入れた教育を通じて、プロカメラマンとして、あるいは作家として活躍できるよう、基礎を築く講座であります。

 

写真とは、そ 

 

固いこと言ってないでみんなの作品を観ましょう。

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【学生】2016年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展

H29.2/26(日)

自分自身の卒業展示(写真表現大学)が近いこともあり、ここ1か月は、最後の追い込み的に「人の展示をよく見て参考にする」という殊勝な生き方をしています。すいません。父親に似て糞真面目なのです。ほんまか。そういうことにしておいて。さあ。京都造形芸術大学にやってきました。卒展を観ましょう。

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<会期 H29.2/25(土)~3/5(日)>

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【学生】大阪芸大、日本写真映像専門学校 卒業制作選抜展2017@ニコンサロン大阪

写真撮影が禁止だったので、もらった葉書ぐらいしかデータがないです。残念ながら海の家で食べるカレーのような味気ないレビューをご覧いただきありがとうございます、すいません。

 

この二つの卒展は、ニコンサロン大阪の展示フロアを二つの学校で割って展示していました。世代はほぼ同じだろうのに、校風・教育方針の違いが物凄く際立っていて、実に面白い空間でした。

つまり所属する教育環境によって伸ばされる個性、スキル、哲学が全く違うということになります。将来についてあれこれ考えたい人は、ぜひ色んな教育機関を比較検討することをお勧めします。誰目線やねんという話はおいておいて、どうぞ

 

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【学生】成安造形大学 卒業制作展・進級制作展2017 @京都市美術館

H29.1/25~1/29の5日間、京都市美術館で開催された、成安造形大学の卒業・進級制作展に、おびえながら足を運んでみました。こわいよー。

 

今、通っている「写真表現大学」の講師陣が、成安造形大学で教鞭をとっておられたこともあるし、何より10歳近く若い世代の、新しい表現をリサーチしたいというあれです。こわいよー。

 

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京都市美術館というと、この味わい深い階段のカーブですが、老朽化の改修工事がそろそろ始まるので、当分見納めですかね。

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【建築】1/14(土)住宅特集研究 80年代特集 @上町荘

H29.1/14(土)【建築】住宅特集研究 80年代特集 @上町荘

 

凶悪な寒波が列島を襲った土曜日。NMAO(国立国際美術館)で「play展」のスルメのような味わいを噛み締めた後、がちがち凍えながら、谷町六丁目「上町荘」(うえまちそう)へ向かった。

 

Q.(/・o・) 「上町荘」って何だろうか

A.(/・o・) 若手建築家の方々によって、一棟まるまるシェアオフィスとして活用されている古いビル。広い吹き抜けのフロアがイベントに用いられる。

 

ちょうどいい参考記事を発見。

gcgc.jp

 

というわけです。

この日は『新建築 住宅特集』という専門誌を研究している建築家らが、80年代の住宅建築の状況について、つまりポストモダンって何だったの」ということを振り返る。

 

主催は、上記リンクにも登場する新進の建築家・白須寛規(しらす ひろのり)氏と、田野宏昌(たの ひろまさ)氏。ゲストに建築家の吉井歳晴(よしい としはる)氏。

 

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私は生粋の文系人種で、へらへらとしており、土木・建築関係は門外漢で、都市のディテールの写真を撮っている割には縁がなく、大学時代にはCasa BRUTUSでル・コルヴィジュエやミース・ファン・デル・ローエにキャーキャー言っていた程度の小童です。「音楽聴くのが趣味です」と言いながら、ファンクラブにも入ってない分際で櫻井くんがどうの翔くんどうのと騒いでいる中高年のようなものだとお考えください。このレビューは私的なメモ程度のクオリティです。ご容赦。 

 

じゃあなんでこの会合に来たのか、というと、写真表現大学の仲魔であるミッコさんと、白須氏、田野氏が大学時代の同窓で、密な関係であったためです。Facebook社会は便利なもので、にっちなイベントもスムーズに共有。ありがとうございました。

 

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 さて「建築」というと、何故か私が大学時代の2000年頃は、Casa BRUTUSあたりが世界のクール&おしゃれ建築特集を連発していて、耐荷重や日影規制のイロハも知らない文系学生が「安藤忠雄、熱い」「モダニズム熱い」とか言ってプチ行脚をしていたりしました。しかし、住宅に特化した専門誌があったことは知りませんでした。おかんが「美しい部屋」を愛読していたので、「家」のことをナメていたんですね。主婦や新婚さんの関心物だろうと。甘かった。 

 

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この会合では、誰もが連想する、所謂「ポストモダン」な物件を紹介しつつ、典型例には当てはまらない事例を取り上げ、「ポストモダン建築」と一言で表しているものについて再認識が試みられました。

 以下、面白かったポイントをメモ列挙します。

 

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<メモ & 出典元を複写させていただいたもの>

 ○『ハウスインヨコハマ』設計:篠原 一男(1984年 竣工)

 

 みんなが思う「ポストモダン」はこれですよね、と切り出された物件。

さて。

 

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 わあい\(^o^)/ ガチのポストモダン

スターウォーズの敵か何かのようだが住居。

・既存建物への増築。そして既存部分の文脈を無視。

 既存部分については図面にも写真にも触れられておらず徹底的に無視。

・篠原氏「第4の建築」、幾何学的さに重点。

・ とにかく構成上の文脈をぶった切る。そしてその異なる空間を接合。

 → ノイズへの関心

 

ちょっともう人が住んでいる状況が想像できませんが。住まいに「ノイズ」がぶつけられたことがこれまでの人生になかったので、錯乱しそうですね。部屋寒そうだが大丈夫か。

90年代に入ると物件は周囲の環境との折り合いを付け始めるらしいが、80年代はこのように暴れている。モダニズムを乗り越えようとするとここまで行ってしまうものだろうか。すごい。

 

○『粉浜の家‐Ⅱ』(こはまのいえ)無有建築工房(1985年竣工)

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・4軒長屋の一角を切り取って再生したもの

 間口3.54m、奥行き9.57mと狭く細長い物件

安藤忠雄住吉の長屋」を超えるものを作った!と竹原義二氏(当時)

 ・家具が建築に一体化、テーブルが空間を分割して食堂へ伸びている

 ・屋根から取り込んだ陽の光を、吹き抜けをうまく使って2階、1階へ落とし込む

・むしろ「影」を扱った建築では →「自然」との関係

 ・家の中央を吹き抜けで割ってるので、2分された2階フロアへは2つの階段でそれぞれ上がる。RPGの宝探し的な家。すごいな。

 

もう快適さとか言うより「建築家のコンセプトに住んでいる」という感じ。

 

 

○『弧風院』木島 安史(1976年竣工)

 

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普通にWeb検索で、阿蘇の物件として色々記事が出てくる。

・もとは明治40年、熊本大学工学部の敷地内に建てられた、熊本高等工業高校の講堂

 →老朽化に伴う維持費の問題や、学生運動の影響などを考慮し、解体が決定

 →熊本大学で教鞭を執っていた木島氏が自腹を切り、解体し、廃材を買い取り

 →移築、「弧風院」(coffin=棺桶)と命名

 →1人で住む

 →1992年に木島氏逝去 →「弧風院の会」が立ち上がり、以後メンテ活動中

 

・ 100坪の講堂を64坪に圧縮、長方形だったものを正方形にした

・大広間は百畳 (広すぎるのか寝室は二階)

・「嵐の夜には、板壁の間から雨も風も容赦なく吹き込んでくるが、厚い床板は雨で濡れてもあまり困ることはない。雨が漏ってもまだ漏れていないところの方が多く、広いことは有難いことだとつくづく感謝する」 いや漏れてるから。

 ・「この住宅はまだ完成していない。広間の床もコンクリートのままだし、ガラス戸の回りは間柱が見えている。(中略)雨のしみが大きくタイガーボードにつき始めた。(中略)ペンキ塗りだけでも永遠に続けなければならないだろう。」 マジで大丈夫か。

 

 

○『IHATOVO』(イーハトーボ)梅村雅英建築設計アトリエ(1986年竣工)

 

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・一見、普通の大きな家。千葉県安房郡、漁村に近い山の斜面に建っている

・斜面にさしこまれるL字のコンクリ壁が非常に高い強度

・擁壁と家屋の設計が一体のものとして提案されているのが衝撃的

 (通常、擁壁は土木の分野であり、建築家の領分ではない)

 

 

○『イズ・プレタポルテ』早川邦彦建築研究室、積水ハウス(1987年竣工)

 

 

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こてこてしてはいるが、一見普通の住宅に見える。

「イズ」とは、伊豆のことではない。積水ハウスが開発した、強固なオリジナル素材の壁「ダインウォール」を用いたPCコンクリート住宅のこと。

 

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・建築家が商品化される始まりとなった物件 

 ←建築家と積水ハウスがコラボ。

 建築家は「イズ」を活用して自由に設計、積水は実施設計&部材開発

・担当する建築家ごとにデザインが異なる

・ダインコンクリートの壁、壁のようなものが屋内でもあちこちに登場

・実際に住んでいる人がいるためか、「その後」の検証が難しい模様。Web上にもなかなか記事がない。

 

 

○『神官の間』石山修武+小泉英雄・ダムダン空間工作所(1987年竣工)

 これは「ポストモダン」すらも超えた何か恐ろしい建築。

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 家?です。未来の除雪車みたいだが。このまま走りそうだ。旧共産圏の国にあってもおかしくない。

神社の神官さんの依頼でこういうものが生まれたらしい。

  

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 施主である神官さんの依頼。

「世界で一番悲惨な建築建てて下さい。イシヤマさんならデキるに違いないんだ」「普通の人間に戻りたい、そのための建築なんです、欲しいのは」バブル期って人をぶっ壊してしまう時代なんですかね、普通におそろしいんですが。霊感めいた能力があるからって皆が恩を忘れて株を当てろとか商売占えとかワーワー言うから、メンタルやられてこんなことに。

 

そういうわけで、三菱デリカの黄色い背中が貼り付けてある。 

えっ。 

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建物内部から。車が貼り付けてある。えっ。

 石山氏曰く「建築と呼ぶよりも、何か飛べない乗物のような、チョッと気障だけれど、一種の精神の乗物なのだ」「コレはだから決していわゆる住宅なんかではない。もちろん、建築でもない。オブジェなんていう芸術でもない。工芸なんかじゃもちろんない。コンテナ3段積み、コルゲート立て掛け、のガラクタの山だ。

 

・形だけ見たらポストモダン

・施主とのやりとり、過程を見ると、それだけでは括れない

・「アライグマの家」「ドラキュラの家」と併せて見ていく必要あり

 

  

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\( ゚q ゚ )/ ふう。

 

 自分の中で、今まで「B級スポット」とか「珍スポット」と喜んでいたものの正体に、何か切り込むことができたように思います。それは旧世代の思想、思考の実践に対する、現在人としての違和感から生ずる得体の知れない好奇心であったように思います。転じて言えば、モダニズムからポストモダンへの切り返しが急ピッチに試みられた時代のダイナミズム、ある種の奇形さが、胸を熱くさせている。それらは「レトロ」と表現するにはまだ新しすぎ、しかし他に適合されるべきタームがないため「珍物件」などと呼ばれ、愛でられている。

などなど。

 

しかし、この日紹介された物件を改めてWebやPinterestで検索しても、全然まともな画像、レビューが出てこないものが多かった。これは意外でした。それらは「珍スポット」「珍物件」の主力級として扱われて良いだけのいびつさ・パワーがあるにも関わらず。基本的にサブカルの世界では、昨今のキュレーションメディア禍と同様の情報流通の構造があって、「珍」「B級」の循環消費状態に陥っているという現状があるからかも知れません。皆はWeb情報を元に珍物、B級探訪を行い、その成果をWeb上に「再掲」し、また次のニューカマーがそれを辿る。そして誰も「ポストモダン建築」などといった観点から、新たな物件の考証、発掘までは行わない。(人は、人の集まるところに集まる) そして建築に通ずる人たちは、それら異形の存在をあくまで的確に現代建築史において捉えるので、「珍」「B級」といった戯れには落とさない。中にはいると思いますが。建築史を考証した上で珍スポットとしての戯れと行ったり来たりする人も。ただ基本的には没交渉的かなという構造が、見えた気がします。面白いですね。

 

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 \(^o^)/ 田野氏のポジションが基本的に後ろ向きなので、背中しか見ていませんが、エキサイティングなお話ありがとうございました。888。

  

個人的感想としては、今・この時代までの建築(思想)を「ポストモダン」の対象として回収するのはあまりに広汎すぎ、ヴェンチューリもそこまで考えてたかどうか知りませんけれど、Less is bore とか言ってる場合ではなく、無線LANネット家電の時代なのでミニマルにlessっていくだろうがどうなんだと思います。いい加減次のタームが欲しいどすなあ。アフターポストモダンとか何でもいい。「現代建築」かな。でも将来永劫にその立っている地点は「現代」だろうから「今」が過去になったとき「現代」って呼べないんじゃないか。うじゃうじゃするなあ。言葉無いよね。ないので、モダニズム以降の脱構築的な動きをまとめて「ポストモダン」と呼ばないとしょうがないかなと、まあ諦めてるんだ。歳をとったんだよ。誰か賢い人がんばってください。

 

 

良い具合に発情したので帰路で生命力の気配を感じ、撮ります。

少々酔った。鯵の南蛮風のタルタルソースは脳をしたたかに気持ち良くする。

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良い位置に血でした。よい一日でした。誤変換ひどいぞIME.

【ART】ルーブル美術館特別展『LOUVRE No.9 ~漫画、9番目の芸術~』 @グランフロント大阪

【ART】ルーブル美術館特別展『LOUVRE No.9』 @グランフロント大阪

H28.12/10(土)

荒木飛呂彦とか五十嵐大介の誘惑に負けた。

 

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「2時間あれば観れるかな」と思ってはいけない。

/(^o^)\ 足りない。

 

いいですか2時間では足りません。

セリフの翻訳を読むのにかなりの時間がかかるのだった。

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